先日、私たちが日常、何気なくしている『触れる』ことを探求してみよう!というワークショップに参加しました。
そこでは、まず手の骨や関節の構造を知り、
自分の手を指先から手首まで、一本一本、ゆっくりと辿っていきました。
すると、不思議なことに手全体が柔らかくなり、
指先から得られる情報量が増えたように感じられました!
それから、ペアになって、指先から相手全体を感じるワークをしました♪
ワークをする中で、気づいたのは、
私が毎日触れているのは、ピアノやチェンバロの鍵盤だけれど、つながっているのは、
楽器全体 と 私全体 と 周りの世界 ということです。
普段分かっているつもりでも、忘れがちになってしまうその感覚を実感することができました。
ピアノ: 鍵盤⇒ハンマー⇒弦を叩く⇒ピアノが響く
チェンバロ: 鍵盤⇒プレクトラム(爪)⇒弦をはじく⇒チェンバロが響く
私のエネルギ-や思いを、鍵盤を通じて、ハンマー(ピアノ)、ツメ(チェンバロ)に伝え、
弦に働きかけ、楽器が響き、空気を振動させていい音を鳴らしてくれる。
その響きが聴いてくださる皆さんに広がっていく……。
それを感じながら、音楽を奏でたい!!
皆さんも、ピアノを弾くとき、鍵盤だけに意識を向けるのでなく、
『鍵盤の奥にあるハンマーが弦を叩いて、楽器全体が響いていること』をイメージして、
音を出してみてくださいね。
楽器がよろこんで、のびのびと音を鳴らしてくれるかも知れませんよ ♫