先日は、小学2年生のAちゃんの初回レッスンでした。
Aちゃんは、ピアノを習うのは初めて!音楽教室にも行ったことがないとのこと。
けれども、音楽が大好きで、ピアノも自分で弾いて楽しんでいるとお聞きしました。
体験レッスンのときには、「教科書にのっていたので両手で練習してみたの」と言って「オーラリー」をきれいに弾いてくれました。

momo pianist - コピー (2)

レッスンでは、グランドピアノの中がどんな風になっているのか興味津々だったので、譜面立てを外して、中を観察してもらいました。
「弦の太さが違う、色が違う、本数が違う!」いろいろな発見がありました。

そして、鍵盤を弾きながら、ハンマーの動きに注目!
Aちゃんは、隣同士の鍵盤を弾いたときに、隣のハンマーが動くところと、一個飛びに動くところがあることに気がついて、「どうしてかなあ」っと不思議そうにしていました。

それは、一個飛びになっているところは、白鍵と白鍵の間に黒鍵の音が一つあるということなのです。「ドレミファソラシド」と音階を弾いてもらいながら、「ミとファ」「シとド」は半音になっていることに気づかせて、その仕組みを理解することができました。

ハ長調の音階を弾いた後は、いろいろな音から始まる音階を弾いてみました。半音になっている「ミとファ」「シとド」を意識してもらいながら。
ちょっと難しいけれど、黒鍵から始まる音階にもチャレンジしましたね♪

Aちゃんには、早いうちに、いろいろな調の音階や和音を覚えて、調性の感覚を身につけてもらおうと思います。そうすると、#や♭のたくさんついた曲は苦手!ということなく進んでいけるし、調による曲想の違いを感じ取れるような力が育ってくるからです。

リズムカードを並べて、自分でリズムを作ってそれを手拍子でたたいてもらう練習では、なるべく面白い難しいリズムを作ろうと楽しんでいる様子だったので、
「工夫してチャレンジしているのがとってもいいね~」と声をかけると、
「そう!わたし、工夫するのが大好きなの(^^♪)」と、笑顔で返ってきました。

このように、基本を身につけることを大切にしながらも、型にはまった進め方でなく、生徒さんの興味や自主性に沿って、音楽を感じる力を伸ばすようにレッスンしていきたいです。
より広い音楽の世界を小学生の頃から体験することで、将来本当に音楽を楽しみながら、ピアノを奏でられる人に成長していってもらいたいです。

目をキラキラ輝かせてピアノに向かっているAちゃん、これからもどんな工夫やチャレンジをしながら、すくすくと伸びていってくれるか、とても楽しみです!!