『ピアノランド』は、ピアノを習い始めた子どもたちが、音楽を楽しみ、自分の心と表現を結び付けていくことができるような教材です。

先日、その著者である、樹原先生の講座に行ってきました。

先生のレッスンは、ピアノを弾くための準備段階として、『プレピアノランド』を使って、聴いたり歌ったり、指の基礎を作ったりしながら、感性を育てていき、
それができてから始めて、ピアノに向かわせる、ということでした。

それによって、ピアノの音を出す初めの瞬間から、プロのようないい音で弾くことができ、様々な音楽の力を伸ばしていける、というお話でした。

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私も、日頃から、ただ音を出すだけでなく、どのような音で弾くかということに注意を向けてもらいたいと思いながら、レッスンしています。

それを、ここまで徹底することができれば、子どもたちの力を十二分に伸ばしてあげることができるのかと、目からうろこ!!でした。

ただ、生徒さんの側からすると、ピアノを習いたいと思って、レッスンを始めたのに、ピアノに触るのを1年、2年、待つのは大変なことですよね。

やはり、私としては、初めからピアノに触れてもらいながら、楽器と仲良くなれるようにしていきたいです。

そして、「まずは楽譜に書かれている音が弾けるように、そして、もっと年齢が上がってから、良い音が出せるように」と教えていくのでなく、

初歩の段階から、「どのような音を出すか」に心を向けながら、「自分の音が聴ける」ようにすることが大切だと考えます。

それぞれの生徒さんの手の発達や状況を見ながら、どのようなタッチでどんな音を出すのかに、徐々に気持ちを向けられるようにしていきたいです!