ウィリアム・ギロックは、1917年生まれのアメリカの作曲家です。

彼の作品は、美しい響きが心に優しくスッと入ってくるような、魅力的な小品の数々です。

レッスンでも取り上げられることが多く、幼児から大人まで楽しめる様々な曲があります。

どの曲にも、イメージを浮かべやすいタイトルが付いていて、
発表会でも、『ガラスのくつ』『雨の日のふんすい』など、人気のレパートリーが多いです。

『ギロックフェスティバル inにしのみや』では、ギロックにアメリカで直接レッスンを受け、その作品の多くを日本で紹介した安田裕子先生の講演があるというので、聴きに行ってきました。

先生は、「ギロックの想い出とギロックが教えてくれたこと」というテーマで、師との出会いやレッスンの様子、お人柄やその音楽観など、楽しくお話ししてくださいました。

また、お話の合間に、先生のピアノ演奏もあり、澄んだ温かい音で、少しの気取りも作った感じも無く、自然に心から湧き出るような音楽を聴かせてくださいました。

vol.21

私が一番印象に残ったのは、ギロックから教わったこととして、

「自分の音を奏でるということが大事」

「心が動く曲、音楽を表現したくなるような曲を生徒に弾かせることが大切だ」
というお話です。

それは、私が常々思っていることと一致していたので、とても嬉しかったです!

これからも生徒の皆さんが、心から楽しんで弾けるような曲にたくさん取り組んでもらおうと思います。

そして、皆さんが自分の音楽が奏でられるように、
私自身も教材研究をしたり、いろいろ工夫したりしながら、レッスンしていきたいです♪