先日、ホテルオークラ神戸チャペルリバージュにて、古楽集団“ら・ばんだ”による『旅するヴァイオリン』のコンサートが開催されました♪
私はチェンバロで、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、リュート、合わせて9人の弦楽器奏者やリコーダー奏者との共演です!
チェンバロの左手は、バロック音楽で『通奏低音』と呼ばれる低音の旋律を、チェロやコントラバスと共に弾きます
そして、右手でその低音に合った和音や旋律を響かせていきます
チェンバロが和声感を作ることによって、より音楽の色合いの変化が感じられるようになり、空間に響きの広がりが生まれます♡
また、チェンバロの音によって、合奏が生き生きとしたメリハリのある音楽にもなるんですよ~
その右手で奏でる音楽は、和声を踏まえたうえで、奏者に任されている部分も多く、その時の会場の響き、他の楽器とのバランスなどを感じながら、即興的に弾いていくともいえます
その瞬間瞬間、周りの楽器の音を聴きながら、湧き出るものを音にしている感覚がします
このコンサートでは、他の楽器の人たちと一体となれた音楽ができてほんとうに愉しかったです!!
この愉しさがチェンバロ奏者の醍醐味です☆
チェンバロソロも、会場の響きを味わいながら演奏しました(^^)
やはり、本番をするといろいろと気付くことや発見がありますね!
この一年頑張って学んできたことの手ごたえが感じられましたし、
それと同時に課題もしっかりと見えてきました
これからも、日々、音楽と向き合って、より自分らしい表現を求めていきたいです♪
チャペルからの神戸の港の夜景も綺麗でした☆