4月の発表会に向けての練習が、始まっています。
習い始めの4歳さんから、初めてステージでピアノを弾くという大人の方まで、それぞれの演奏曲に一生懸命取り組んでいます。
発表会に参加することで、得られるものは多くあります。
大きな舞台に上がり、一人で音楽に向き合うことは、プレッシャーも感じるでしょう。けれども、レッスンを積み重ね、毎日練習をしていくことで、集中力も高まり、それを乗り越えることができます。
さらに、連弾では、相手の音楽にも耳を傾け、気持ちを合わせて演奏するということが必要になってきます。相手がどうしたいかに気を配りつつ、自分を表現して、一つのものを作り上げていくという、アンサンブルの貴重な体験ができます。
目標に向けてこつこつとがんばり、一つのことをやり遂げたときに味わえる達成感は計り知れません。
生徒さん全員に、そのような気持ちを味わわせてあげたいです。
それらの経験は、音楽が上手になるだけではなく、いろいろなところで活かされ、何事においても、成長につながっていくことでしょう。
私の役目は、皆さんがそれぞれの曲を自分のものとして、楽しんで弾けるよう、毎週のレッスンでサポートしていき、その方向付けをしていくことです。
生徒さんには、がんばった結果、本番での音の間違いなどは、全然気にしなくていいよ、と伝えています。
自分なりに最後までやり切ることが、何よりも大切です。