先日の堂島アバンザでのロビーコンサートでは、
ロー❍ンドの電子チェンバロを使用しました。

『テレマン室内オーケストラ』の皆さんと一緒に、
C.P.E.バッハ作曲のオーボエ協奏曲などを、心ワクワクさせながら演奏させていただきました♪

電子楽器は、普通のチェンバロとは全くタッチが違うし、
音量を上げると、自分の音ばかりが耳に入って、他の楽器の音が聞こえにくいので、アンサンブルがしにくかったです。

しかし、私の頭の中では、本物のチェンバロが鳴っているイメージを持って弾いていました。

そして、あとから録音を聴いてビックリ!!
とってもよいサウンドなんです♪ チェンバロはアンサンブル全体を包み込むようによく響いて、いい感じでした。

この楽器は、フランスの17.8世紀の銘器『ブランシェ』の音を再現できるよう作られたものだとか…。
確かに、聴いている人の耳には、美しい音が入ってくるのです♪(あくまでも、模倣されたものですが…)

電子楽器は、空気の振動で音を作るアコースティックな楽器とは、全く別物だけれど、
場合によっては、聴衆の方々に楽しんでいただける便利なもの?!かも知れないと、認識を新たにしました。

(写真は、3本のヴァイオリン曲のリハーサル中のものです♪)

vol.19

最近の電子ピアノも、ずいぶん進化していると聞きます。(私は実際に触ったことはないのですが…)
上位機種だとグランドピアノのタッチに近いものもあるそうですし、弾き方によって、いろいろと音色を変化させることもできるということです。

生徒さんから、住居の都合で、電子ピアノしか置けない、と相談されることがよくあります。

その楽器だけ弾いていると、ほんとうの意味でのピアノの楽しさは分かりにくいし、上達しにくいかも知れません。
けれども、その楽器では練習にならないという訳ではありません。

生徒さんには、レッスンのときにピアノの感覚を覚えて、家では、それを思い出してイメージしながら、練習してもらえるようにと、お伝えしています。

電子楽器を使う時には、「本来の楽器の模倣をしている」ということを頭に置いて、
うまく利用して、楽しめるといいですね♪